実はダウンヒルレースを辞めようかと思ったのです

2017年のクップドゥジャポンシリーズ、秋田田沢湖大会の決勝をスタートした直後、

まだ、ゲレンデの直線を加速している時に、

「うわぁ、怖い」

と、ダウンヒルレース人生で初めて恐怖心を覚えました。その前の練習走行まで、それなりに楽しく走れていたのに、レースがスタートした途端、恐怖に絡め取られてしまいました。

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もちろん、そんな状態で、まともに走れるはずもありません。

散々な思いでレースを終え、東京に戻りました。

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みっちゃんは励ましてくれますが、複雑な心境でした。

翌週は全日本選手権ですから、すぐに富士見パノラマに向かいます。

でも、あまり気持ちは前向きではありません。

コースインしても、ペースを上げることが出来ません。

「ああ、ついに走れない時が来たかなぁ」

凹んだ気持ちでいると、そんな館兄を心配して太田選手がゴンドラに誘ってくれます。

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「走り込んで、吹っ切りましょうよ」
「そうだね」

どうやら、辞めよっか、ってこぼしてる館兄を心配して、みっちゃんが相談してくれた様です。

でも、やっぱり上手く走れません。どんどん置いていかれるので、ますます気持ちが凹んでしまいました。

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でも、太田選手は、館兄のバイクの異常に気付いたみたいです。

「ちょっと貸してください」

と、駐車場で乗り始めました。

「コレ、リアサスの設定、確認してください」

と、返されました。

設定の値を数えてみると、全ての設定が2クリックずつ強目になっていました。

なんでだろ。

今度は伊藤さんが会場に到着して、ゴンドラに一緒に乗りました。

「調子悪いんですって?」
「なんか、走れなくなっちゃいました…>_<…」
「1本目なんで、館さん前走ってください」
「遅かったら、抜いて下さいね」

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なんて、スタートしたら、とても乗り易くて、楽しいのです。

「わぁ、又楽しく走れてる」

途中で止まって振り返えったら、

「館さん、めちゃくちゃ速い」

って、伊藤さんに呆れ顔で言われました。

「なんか、楽しくなっちゃいました。太田選手にセッティング確認しろって言われて、みたら、ちょっと効きすぎていたみたいなんです」
「良かったですね」

全日本のコースも楽しく走れて、太田選手にも大感謝です。

そして、やっとエリートクラスで予選通過出来るスピードが出せるようになったのです。

それを苦笑いしながら見てくれている青木選手にも、直ぐにあちこちに手を回してなんとかしようとしてくれるみっちゃんにも、大感謝です。

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55歳まであと3年。

もう少し速くなりたいのです。



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ABOUTこの記事をかいた人

館兄 (たちあに)

自転車乗り。  MTBダウンヒル&エンデューロアスリート。 MTBダウンヒル世界選手権60歳クラスで世界一になることを目標に、日々を過ごす。その後、80歳までチャレンジすることを企んでいる。 2014年エンデューロワールドシリーズ40+クラス:総合13位。 2014年MTB全日本選手権ダウンヒル40代クラス全日本チャンピオン。 日本人唯一のSPINNING® マスターインストラクター。 鼻緒のトレーナーとして知られる。 焚き火評論家