2016 CJ DHI 箱館山レースレポート後編

5月4日

いよいよ、公式の練習日です。実際にレースで走る部分が公開され、レースの為のトレーニングが始まります。

TEAM MARSH/Body Architectの伊藤さんやモッチーと、お互いの走るラインを意見交換しながら、より速く走れるように練習します。

得意不得意があるので、全く同じラインを走る訳ではありませんが、自分一人では、思い付けない様なラインもあり、それぞれ試してみるのです。

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そして、今日の最後の時間帯はタイムドセッション。予選と同じ30秒間隔でスタートし、タイム計測が行なわれます。

開始予定の15時にスタート地点に行くと既にほとんどの選手が到着していて、長い列になっていました。

かなり本気で走って、3分53秒台。40秒台を出せると思っていたので、不満が残るタイムです。

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今から、何を取り除けば、みんなと同じ速さで走る事ができるのか、夕食の席でモッチーや内藤さんにアドバイスを請いました。

二人の共通した認識は、ブレーキを離すのが遅い、ということでした。突っ込み過ぎだ、というのです。明日はレースなのに、二人とも館兄の質問に遅くまで、付き合ってくれました。

5月5日

いよいよ、レース当日です。館兄が参戦するエリートクラスは、練習走行が午前中。午後から予選と決勝、というスケジュールです。

練習走行では、昨夜のアドバイスを意識して、丁寧なブレーキングを心がけます。確かに、バタバタしていたバイクが、スムーズに加速する手応えを感じます。

「頑張るだけじゃ、ダメなんだよ」

青木選手の言葉が頭に浮かびます。

もう少し深く倒し込みたいので、みっちゃんに相談すると首の可動域を広げるコンディショニングを施してくれました。

さらに、素直にバイクが向きを変えてくれるようになりました。

突っ込んで、力一杯ブレーキを握るので、肩甲骨が挙上してしまい、バイクの倒し込み動作の邪魔をしていたのです。

「下制だね〜」

みっちゃんのトレーニングを受けているみんなに笑われます。

練習走行の時間は終わったので、午後の予選に向けて準備します。一旦装備を外して、身体をリラックスさせ、軽く食事を摂ります。

1時間前に、改めて装備を装着し、15分ほど、止まったままペダルを漕げるように固定したバイクにまたがり、アップをします。最大心拍数の65〜70%の間でペダリングを続け、エネルギー産生系に刺激を入れます。

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30分前にゴンドラに乗り、山頂駅へ。駅からスタート地点までは、ハードな路面を走るので、パンクしない様にゆっくりと向かいました。

予選のスタートは30秒間隔。

スタートの列に並ぶと、スタートのギアに入っていることを確認。ブレーキを握る指が疲れないように、レバーから離します。1分前の選手がスタートした時にゴーグルを装着。

前の選手がスタートすると、スタート台にバイクを押して入ります。

「よろしくお願いします」

スタートのスタッフに挨拶すると、両足の金具をペダルに固定し、ハンドルバーの左側をスタート台に預けて、バランスを取ります。

10秒前に初めのブザーが鳴り、5秒前からカウントダウンが始まります。

5秒前のブザーと同時にスタート台からハンドルバーを離して、ペダルの上でバランスを取ります。左脚に全体重を乗せながら、光電管のバーを押し出し、スタート台を駆け下りると、直後に1速シフトアップしてギアを重くし、最初の右コーナーに飛び込みます。

次の左コーナーが、抜け方次第でその先の直線のスピードが変わってくる大事なセクション。内藤さんが教えてくれたラインに、なんとか飛び込みます。

尾根を走るアップダウン区間。去年はここで漕ぎ過ぎて体力を失い、後半の踏ん張りが出来なかったところです。

そうはいっても漕がなければタイムは期待できません。みっちゃんが教えてくれた、胸を開くことと、肩甲骨の下制を意識して、ペダリングを続けます。下り気味の区間では、姿勢を低くして、空気抵抗を減らしました。

尾根区間の突き当たりは、ちょっと苦手な高速のS字コーナー。漕いできた足がガクガクするけど、なんとか堪えます。

ココから、山を一気に駆け下ります。傾斜がキツイのでどうしても突っ込み気味になるのです。練習走行で決めたポイントより少しだけ手間でブレーキングを始めます。それでも、スピードが上がっているので、ブレーキを離せません。

手前を見てしまいそうになる視線を、意識してコーナーの先へ送ることで、なんとかブレーキを解放します。

いくつかのコーナーでは、アドバイスの通りペダルから足を離して、地面に擦るようにバランスを取ります。これまでの館兄はコーナーでのスピードと、バイクの傾きのバランスが取れていなくて、バイクがうまく曲がることが出来ていなかったらしいのです。

まだまだ、改善の余地はありますが、このアドバイスが箱館山コースの苦手区間を、うまく走るヒントになったようです。

去年まで感じていた、もどかしい気持ちもなく、最後のシングルトラックに突入。青木選手のアドバイスをなるべく実行しながら、最後の直線に抜け、ペダリングを開始します。

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ゴール前のジャンプも思い通りにこなすことが出来て、ゴールラインを切りました。

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なんとか40秒台に入れ、中々成績を残せないドライコンディションの中、37位でした。30位台を目標にしていたので、まずは達成出来て嬉しいです。

また、予選通過まで後4秒と、来年に期待が持てる結果を残す事が出来、満足しています。

もちろん、来年の目標は決勝を走る事。すでに、トレーニングはスタートしています。

サポートしてくださる皆さん、応援していただいた皆さん、一緒に練習してくださる皆さん、そしてみっちゃん、有難う御座いました。

MARSH 有限会社マーシュ
FireEye Bikes FB
Yuris
takebow-tune Bikeworks
drop8
重力技研 /gravitylab

Body-architect【ボディーアーキテクト】



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ABOUTこの記事をかいた人

館兄 (たちあに)

自転車乗り。  MTBダウンヒル&エンデューロアスリート。 MTBダウンヒル世界選手権60歳クラスで世界一になることを目標に、日々を過ごす。その後、80歳までチャレンジすることを企んでいる。 2014年エンデューロワールドシリーズ40+クラス:総合13位。 2014年MTB全日本選手権ダウンヒル40代クラス全日本チャンピオン。 日本人唯一のSPINNING® マスターインストラクター。 鼻緒のトレーナーとして知られる。 焚き火評論家