ダウンヒルシリーズ第4戦:ウイングヒルズ前編

DOWNHILL SERIES #4 WINGHILLS

ダウンヒルシリーズ日本自転車連盟のクップドジャポンレースとは別に、全国で開催しているダウンヒルのシリーズ戦です。

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レース数が少ない西日本を中心に開催しているので、中々スケジュールが合わないのですが、今回のウイングヒルズ大会は後日開催されるクップドジャポンのコースとほぼ同じコースを使用する、ということなので是非とも参加したいと思っていました。

去年と今年は、可能な限りウイングヒルズのコースを練習しています。山の形状もあるとは思うのですが、海外のコースの様に斜度がキツいセクションがあり、マスターズ世界選手権を視野に活動していく上で、なるべく経験しておきたいと考えています。

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又、今年はその斜度に加え、世界のコースを走り込んでいる井本はじめ選手が監修して、更にレベルの高いセクションも完成し、攻略しがいの有るコースになっています。

8月6日土曜日

ダウンヒルシリーズはランキングの集計が、クップドジャポンとは別になっているので、昨年のポイントが足りず、館兄が参加するクラスは【プロ】【エリート】の下のクラス、エキスパートクラスの出走になります。

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クップドジャポンでは、かろうじてエリートクラスに残っている館兄ですが、ダウンヒルシリーズのエキスパートクラスで中盤に沈んでしまったらどうしよう、と、又別のプレッシャーを感じながら、練習走行を繰り返します。

斜度のキツいセクションは、路面が乾いているので、ロックセクションもなんとかこなしているのですが、その先に設けられたジャンプが飛べません。

ジャンプは館兄にとって長いこと課題なのです。少しずつ、レベルの高いジャンプを飛べる様になってきてるのですが、まだまだ、技量が足りず、確実に攻略出来ないので、怖くて踏み切れないのです。ウイングヒルズには他にも幾つかジャンプがあり、それらは飛べているので、なおさら悔しいのですが。

そして、今日の最後は予選と同じ、30秒ごとに一人ずつスタートしてタイムを計測するタイムドセッションです。

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ジャンプは飛ばない事に決めてスタート。

その分、ペダリング出来るところは可能な限り回して行きます。新しい区間に進入していく所のジャンプの飛距離が伸びていて、ちょっと焦ります。

ブレーキングを意識して急斜面に進入します。それなりのペースでロックセクションを通過し、更に落ち込みながら右に向きを変え、左に切り返し。並んだ岩を一番左から飛び越え、次のジャンプは膨らんでしまって左の高い方から飛び出しました。

この次に待っているのが、今日は諦める事にしたジャンプです。飛び出しと着地点の間が谷になっていて、飛距離を出さないと、地面に叩きつけられてしまうのです。

そのジャンプを右から迂回するルートが有るのですが、もちろんジャンプを飛んだ方が早いようにタイトに設定されています。高速で突っ込んできて、ハードブレーキングで減速し、左、右、と切り返し全力でペダリングして脱出スピードを上げます。

バンクを抜け、たこ焼きってニックネームのポコポコ岩のインを突きます。ここからは、今までと同じコース。

レストランの下を走り抜け、ジャンプが続くバイカーズセクション。そして最後の急斜面のゲレンデをターンしてゴール。

2分51秒449

で、トップのタイム。2位に11秒程の差を付けています。ようやく、気持ちが少し楽になりました。

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館兄 (たちあに)

自転車乗り。  MTBダウンヒル&エンデューロアスリート。 MTBダウンヒル世界選手権60歳クラスで世界一になることを目標に、日々を過ごす。その後、80歳までチャレンジすることを企んでいる。 2014年エンデューロワールドシリーズ40+クラス:総合13位。 2014年MTB全日本選手権ダウンヒル40代クラス全日本チャンピオン。 日本人唯一のSPINNING® マスターインストラクター。 鼻緒のトレーナーとして知られる。 焚き火評論家