2016 CJ DHI ウイングヒルズ レースレポート

9月17日(土曜日)

今シーズン、コースの難易度を思い切ってあげてきた岐阜県のウイングヒルズ白鳥において開催されます。
練習日の土曜日は晴れ、決勝日の日曜日は雨、と言う予報なので、なかなか先行きが読めない展開になりそうです。

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実は先立って開催されたダウンヒルシリーズの時に、なんとか飛び切ったジャンプが、その時に後輪を破損した恐怖感からか、その後の練習で一度も飛べなくなってしまい、今回は攻略を見送る方向で試走を開始しました。

もう1つの難所、ロックセクションの入り口は、テープの張り方がダウンヒルシリーズの時と変わっていて、ちょっと戸惑いましたが、ドライ路面ならなんとかなりそう。しかし、雨が降ったら進入するのが難しそうです。

この日最後に行われたタイムドセッションでは23位。まずまずの結果ですがやはり、攻略出来ず迂回するセクションがあるのは、精神的に何か引っかかります。

ウイングヒルズは斜度や路面など、マスターズ世界選手権を目指す上で、是非とも攻略したいコースです。モヤモヤした気持ちを抱えたまま練習日を終えました。

9月18日(日曜日)

キャンピングカーTOM-200の屋根を叩く雨音に目を覚ましました。路面コンディションは全く変わってしまったでしょう。

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覚悟を決めて、雨の装備を装着して当日の試走を開始します。

スタート直後のゲレンデから、バイクが真っ直ぐ走ってくれません。

「コレは路面が荒れるだろうなぁ」

速度を出すことよりも、トラクションの掛かる路面を確認しながら、試走を繰り返します。滑ってしまってコースアウトする事は避けたいのです。

試走時間が終わり、ヘルメットに装着したカメラの映像を見ながら、考えたラインのイメージをくっきりさせて行きます。

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例えば、ロックセクションも真っ直ぐ突っ込むのではなく、斜めに左に抜けその先のツルツル路面を回り込む様に走ります。

予選のスタートタイムは13時21分30秒

真っ直ぐ走れなかった最初のゲレンデ区間は、左に落ちることを予測して、速度を維持したままコーステープギリギリの右側に突っ込みました。この判断はぴったりはまり、速度を殺されることなく最初のジャンプへ。

ところが、全くノーマークだったこのジャンプの着地点が泥沼。バイクが刺さってしまいあっというまに投げ出されました。這いつくばってバイクまで戻り、再スタート。

しかし、ロックセクション入り口で再びスリップダウン。そのままバイクごとロックセクションの手前まで滑ります。ようやくバイクを起こしてなんとか乗車。

それでも、この状況なら、まだ可能性は残っていると信じて、諦めずにゴールを目指しました。

ですが、トップから1分以上遅れて42位。30位まで進出出来る決勝には、全然手が届かないと言う結果でした。

協力(敬称略)
MARSH 有限会社マーシュ:自転車に関する全てのサポート
takebow-tune Bikeworks:サスペンションサポート
Yuris:フレーム及び部品サポート
重力技研 /gravitylab:技術サポート
drop8:ウエアサポート

BodyArchitect【ボディーアーキテクト】:フィジカルサポート



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ABOUTこの記事をかいた人

館兄 (たちあに)

自転車乗り。  MTBダウンヒル&エンデューロアスリート。 MTBダウンヒル世界選手権60歳クラスで世界一になることを目標に、日々を過ごす。その後、80歳までチャレンジすることを企んでいる。 2014年エンデューロワールドシリーズ40+クラス:総合13位。 2014年MTB全日本選手権ダウンヒル40代クラス全日本チャンピオン。 日本人唯一のSPINNING® マスターインストラクター。 鼻緒のトレーナーとして知られる。 焚き火評論家