2016 CJ DHI 富士見春レースレポート前編

2016 JCF Coupe du Japon MTB DHI第2戦
富士見パノラマ春

20160528春富士見試走Aロックセクション海老原00001

砂利の下りをバイクに任せて加速し、毎回肝を冷やしながら進入する左の高速ターン。右にバイクを維持しながら、フロントブレーキをかけます。と、ほぼ同時にフロントタイヤに激しい衝撃が。

ガンッ

全身がすくみ上がります。

「リム打ちだ!パンクした?」

何とか持ちこたえてくれたらしく、左ターンを抜け、登り返しをバイクが飛び上がります。
しかし、しかし、リフト横を通過する頃にフロントタイヤが柔らかくなっているのを感じました。

「ダメか!」

リフト側の広場に曲がるコーナーでフロントタイヤがグリップを失いました。真っ直ぐ走らないバイクの上で、トンデモナイ気持ちと戦いながら、1ポイントを獲得する為にバイクを進ませ続けました。

春の富士見パノラマは、毎年SPINNING®(スピニング)のワールドカンファレンス(学会)と日程が重なってしまうので、実は今まで一度も参加したことのない大会でした。しかし、今年はワールドカンファレンスが一週間ずれたので、念願叶って参加することになりました。

20160527春富士見試走ゲレンデ出口信州

前戦の箱館山から、バイクも身体も好調を維持出来ているので、本人も期待が高まります。

事前の練習でサドルの位置も決まって来て、より走り易くなっています。

5月27日金曜日

今日から、レースで使用されるコースを練習します。

普段から走れる区間と、レースの時だけ走れる区間があるので、普段の癖でミスコースしたりしながら、レースコースを覚えていきます。

間が10メートル近い谷になっている大きなジャンプは、普段練習することが出来ないので、今回も攻略を見送ることにしました。失敗した時のリスクが大きいのです。その分、迂回のルートをスムーズに走る練習をします。

20160528春富士見試走伊東 秀洋1

ようやく走れる春の富士見大会なので、ちょっと気持ちが入ってしまいます。リラックスする事を心がけました。

そして、今日の最後は、公式にタイム計測するタイムドセッションです。予選と同じ30秒間隔でスタートするので、通して練習することが出来、正確なタイムもわかります。

結果も発表されるので、だいたいの自分の順位もわかるのです。

結果は、2分52秒051。

IMG_2206

なんと20位のタイムです。気持ち良く走れてのタイムなので、明日の予選の通過30位以内に、期待が持てます。

IMG_2208



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館兄 (たちあに)

自転車乗り。  MTBダウンヒル&エンデューロアスリート。 MTBダウンヒル世界選手権60歳クラスで世界一になることを目標に、日々を過ごす。その後、80歳までチャレンジすることを企んでいる。 2014年エンデューロワールドシリーズ40+クラス:総合13位。 2014年MTB全日本選手権ダウンヒル40代クラス全日本チャンピオン。 日本人唯一のSPINNING® マスターインストラクター。 鼻緒のトレーナーとして知られる。 焚き火評論家