5月27日土曜日
雨は中々上がらず、夜中の3時くらいに一度強く降ったので、朝は晴れていますけど、路面は最悪でしょう。エリート以外のクラスの試走は始まっていますから、帰って来る選手たちの汚れ具合や話を聞いて、状況を推測します。
特設区間は相当荒れて来ているようですが、常設区間は乾き始めている、との情報。
ようやくエリートクラスも走れる時間。1本目は、身体を目覚めさせるのと、路面を確認する様に走ります。
タイヤはシュワルベのマッド用タイヤ、ダーティーダンを昨日に引き続き履いています。でも、どんどん乾くでしょうから、いずれドライタイヤを選ぶことになるでしょう。問題はそのタイミングです。
あちこちでコースが渋滞。通して走る事が出来ません。通して練習するのは、エリートクラスのみが走れる時間を待つしかなさそうです。
と思ったのですが、エリート時間の1本目は、リフト降り場の脇が転倒者がいて、イエローフラッグで一時停止。しかも、速度不足で館兄も転倒。次も同じ場所で転倒し、試走時間が終了してしまいました。
館兄の予選は13時29分30秒スタート。約2時間30分もの間があきます。
泥用タイヤで二度も転倒しているのですから、リフト脇はゆっくり通過する事にして、ドライタイヤに交換します。みっちゃんは懸念を表明しましたが、今回はチャレンジする事を宣言しました。
一旦、装備を解き、リラックスタイム。ちょっとウトウトしました。
TOM200の積み込みの関係もあって、ダウンヒルバイクしか持って来ておらず、ここ数回のレースはローラー台を使わずに戦ったのですが、やはり正確なアップは必要だと感じたので、ダウンヒルバイクをローラー台に固定できるように工夫。SPINNING®(スピニング)の時と同じように、心拍数を管理しながら、約15分間のウォーミングアップ。
装備をつけ、ゴンドラに乗り込みます。スタート地点まで、Aコースの3分の2ほど下るので、もう一度ブレーキングと倒し込みを復習しながら、落ち着いて下ります。実はスタート地点までのパンクで、出走できない選手が結構な数いるのです。館兄も一度、ペダルをヒットして壊し、半分になったまま決勝を走ったことがあります。
スタート地点に無事到着しました。
ここで、ちょっと悩んだのが、歩いて下って、リフト脇の様子を見に行くかどうか。
時計を確認すると出走時間まで後10分。戻って来る自信が持てなかったので、見にいくのは辞めました。
でも、今は行かなかったことを後悔しています。次は、見に行ける余裕を持ってスタート地点に行こうと思っています。
召集がかかり、スタートの列に並びます。30秒間隔で列が短くなり、館兄の前の堀田さんが、スタート台に登りました。このタイミングでゴーグルを装着。心拍計は1分前にスタートしています。
堀田さんがスタート台を飛び出します。意識的にバイクを降りて、押してスタート台に入ります。バイクの位置を決め、それから跨ります。両足のクリートという金具を、ペダルにはめ込み靴を固定します。左手でスタート台の手すりを持ち、待ちます。
5秒前のブザーを聞いた瞬間に、右手のブレーキレバーを解放しスタート。でも、すぐに左に小さく廻り込むので、加速はさせません。タイムドセッションとはラインを変えています。向きが変わった途端、半回転ペダルを回しバイクを加速させ、小さな土手を右方向に突っ切ります。奥の土手までまっすぐ行き、土手を使って左へ、そしてすぐに右。登り返して常設コースに合流。水切りをジャンプします。
高速区間を走り抜け、最近うまくこなせるようになって来たテーブルトップジャンプ。想像以上に路面は乾いています。
by Ebiのmtb写真館さん
次は、リフト脇、、と思っていたら、その手前のコブで予想外に大きくジャンプしてしまいます。そのせいで、リズムが狂ったのかも知れません。リフト脇のブレーキングまでははっきり記憶があるのですが、どのラインを選んで進入したのか、覚えていないのです。もっと、ゆっくり、ラインを見てから進入しようと決めていたのですが、それは出来ていませんでした。
by 信州ふぉとふぉと館さん
次に覚えているのは、仰向けにひっくり返った自分に気付いたこと。
急いでバイクを引き起こし、再スタート。がっかりはしていますが、気持ちは折れておらず、そこから先も、ほぼベストの走りで、ゴール。
みんなが走り込んでいる富士見パノラマのレースですから、やはり現実は甘く無く、3分を切れたのですが、41位で予選通過はならず、涙を吞みました。
今シーズンは、オフのトレーニングが思うように出来ず、不安なシーズンインとなりましたが、想像していたほどには状況も悪くなく、かえって一つ一つ落ち着いて取り組むことが出来、今のところなかなかのシーズンを過ごせています。
そうは言っても、予選落ちばかりではつまらないので、この5年の目標である5秒早く走れるようになることを目標に、一つ一つ取り組みます。
応援して下さる皆様、いつも有り難うございます。
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