2017CJU十種ヶ峰レースレポート後編

10月8日日曜日

朝からいい天気ですが、路面は濡れたまま。決勝が行われる時間帯もまだ濡れているでしょう。

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路面を確認しながら、ラインを決めていきますが、特に去年のスタート地点までの新設区間は、走る度に路面が変わりその場で対応するしかなさそうです。

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試走の時間が終わり、予選に備えて一旦休憩します。

少し気温が上がってくれたので、予選はハーフパンツにプロテクターを着用した、いつものスタイルで行くことにしました。

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早めに出ましたが、流石に予選は選手が集中するので、搬送の車も降車地点手前の一本道で、結構待っていました。

日本語と英語が飛び交うスタート地点は、やはり不思議な感覚です。とは言っても、特別なことはないので、いつも通りに準備をします。

実は、ずいぶん前から、スタートする選手を見ないようにしています。どうも、無駄に気合いが入ってしまって、空回りしてしまうのです。

今回も同じ様にしていましたが、最初のジャンプで失敗する選手が多いらしく、ドワっと声が上がります。

館兄はジャンプを完全にナメて走るつもりなので、特に気にしていませんが、ギリギリで飛んでいる選手たちには、動揺が走っています。

そんな周りの影響も殆ど受けず、館兄の順番が回って来ました。

はじめのジャンプはしっかりと減速し、コブの様に乗り越えると、ペダリングで一気に加速、リトルふじてんと名付けられた、バンクが連続する区間へ。

バイクをしっかり倒し込んで、バンクを使い、失速しないように走り抜けます。

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リトルふじてんを抜けるとオフキャンバーゲレンデのリトル一里野。ココは走る度に路面が変わっていてバイクが暴れるのですが、予選は上手く走り抜けられました。

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去年のスタート横からは、それなりに締まった路面です。加速に成功したので、シングルトラック入り口の小さな二連ジャンプもバックサイドまで届きました。

浮いた泥に滑らない様に気をつけて、シングルトラックを走ります。ロックセクションは迂回に回ったので、しっかりブレーキングして、向きを変えてブレーキを離します。

登り返しからの狭いシングルトラック。落ち着いて走り抜け、去年転倒したロックを柔らかく走り抜けます。

シングルトラックを飛び出すと、大きなテーブルトップ。あと少しで届くところまで、加速できました。バンクで左に向きを変え、ゲレンデ左の沢を飛び越えます。ここは見た目が怖いので、思わず力が入ってしまいます。

そして今度は、かけられた橋の上からゲレンデに飛び出します。

加速して、右へのバーム。少し大きめに左から進入します。立ち上がって、フラットなターン。はらみ気味に向きを変え、左端ギリギリから、後半のゲレンデに飛び降ります。

ロードギャップも迂回するので、手前で大きく右に降って、左へ曲がり、迂回ラインからコブでジャンプしながら、劇斜面へ。ロードギャップを飛んだ人は、大きめに向きを変えてバームを使いますが、既に大回りして向きが変わっている館兄は、真っ直ぐに突っ込みます。

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ロードギャップ組が描くS字の頂点を結ぶように、一つ、二つ、ドロップを落ちて、最後のゲレンデに左ターン。右に緩やかに曲がりながら、ペダリングでゴール。

3分36秒932。

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暫定23位。ちょっとヒヤヒヤですけど、これならなんとか予選通過出来そうです。急いでブースに戻って準備をします。

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決勝は、なんとか予選と同じ位のタイムで走りたいと思っているのですが、予選を通過する為に、毎回全力で走るので、体力が残っていません。

今回は、リトル一里野の後半の、林の中のターンでスリップして膝をついてしまい、失速。がっかりしながらゴールしました。

3分40秒300。

多分、予選通過した人の中で最下位の30位だろうと思っていたら、本来なら館兄より速い人達がミスをしたらしく、27位という結果となりました。

今シーズンの後半は、女子最怖トレーナーみっちゃんとのトレーニングの成果が出て来て、悪いコンディションの中でも、バイクを前に進ませる事が出来るようになって来ました。

この手応えを、さらに伸ばして60歳の時に世界一になれる走りを手に入れたいと思います。

協力(敬称略)
MARSH 有限会社マーシュ:自転車に関する全てのサポート
takebow-tune Bikeworks:サスペンションサポート
Yuris:フレーム及び部品サポート
drop8:ウエアサポート
重力技研 /gravitylab:技術サポート

BodyArchitect【ボディーアーキテクト】:フィジカルサポート

2017CJU十種ヶ峰レースレポート前編



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ABOUTこの記事をかいた人

館兄 (たちあに)

自転車乗り。  MTBダウンヒル&エンデューロアスリート。 MTBダウンヒル世界選手権60歳クラスで世界一になることを目標に、日々を過ごす。その後、80歳までチャレンジすることを企んでいる。 2014年エンデューロワールドシリーズ40+クラス:総合13位。 2014年MTB全日本選手権ダウンヒル40代クラス全日本チャンピオン。 日本人唯一のSPINNING® マスターインストラクター。 鼻緒のトレーナーとして知られる。 焚き火評論家