今回、館兄が心臓の不整脈の手術をしたことに、沢山の人が心配と、早く良くなるようにとの声をかけてくださいました。
とても感謝しています。

館兄が手術を選択した事自体は、非常にシンプルな理由なのです。

ご存知のように、館兄は60歳の時に、マスターズMTB世界選手権ダウンヒルで優勝し、世界一になると決めています。
そして、最近は80歳位までは世界選手権に挑戦したいと考えるようになりました。
ですから、不整脈が手に負えないレベルに達したとわかった時、
1,自然治癒を目指し、食事やその他の自然療法を選択する
2,薬で抑え、治癒を目指す。
3,何らかの手術を行い、治癒を目指す。
というような、いくつかの選択肢があったのですが、
「11年後に世界一になる」
ことを基準に考えれば、「2」は選択肢から外れます。
心拍数をコントロールする薬では、ドーピングチェックに引っかかる可能性が高く、世界に挑戦することができないからです。

そして、不整脈がコントロール出来ないせいで、正確なトレーニングが半年以上できない現状を考えると、「1」のみのチョイスも難しくなります。もちろん、食事などに注意を払うことは続けます。

ということで、選ぶべきは「3」ということになります。 そして、「3」を選んでも、更に決めることがたくさんありました。
ですが、基準はひとつ
「60歳の時に世界一になる」
自分の10年後の姿を決めることで、そこにたどり着くための道のりである、現在の選択が、くっきりとできたのです。
[…] […]