2016 全日本選手権レースレポート前編

一年に一度、日本一を決める大会です。

今年も年齢別では無く、全日本選手権にチャレンジする資格を得ました。目標は予選を30位以内で走り、決勝への進出。

ようやく一体感が得られて来たFIREEYE BURNING DHなら、その目標は楽にクリア出来そうだと感じていました。

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しかし、全日本選手権の1週間前の練習の時に、バイクの後ろ周りに違和感を感じ、その影響で転倒。前輪のカーボン製リムを損傷してしまいました。後ろ周りの違和感は、どうやらサスペンションユニットのトラブルのようです。

1週間前のトラブルに、ショックで気持ちをコントロール出来なくなってしまいました。

全日本選手権を諦め、失意の帰路に着きました。

そしたら携帯に着信が。なんと、みっちゃんが館兄に内緒で至急各方面に連絡を取ってくれていて、強制的にそのまま静岡の秘密基地に呼びつけられ、レースを走れるようにメンテナンスが施されました。

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又、九州のtakebow-tune Bikeworksさんからは、館兄用にリファインされた最新のリアユニットが当日までに届けられることになりました。決勝で使うつもりだったカーボン製のリムも、代理店のYurisさんが、至急発送してくださり、選手権に間に合わせることが出来ました。

正直なところ、選手権を走らないと思うほど落ち込んでしまっていたので、館兄を全日本選手権に出場させようと動いてくださった皆さんと、素早く行動してくれたみっちゃんに、感謝以外の言葉が見つかりません。

7月15日金曜日

いよいよレースの練習が始まります。昨日の雨で路面はかなり酷く荒れていそうな気配ですが、梅雨時期に行われる全日本選手権ですから、それは織り込み済み。1本目の試走に向かいました。

コースは通常使っていない新設区間の路面が、常設区間の路面とだいぶ違い、荒れる事が予想されます。

1本目の試走を終えてピットに戻ると、九州のtakebow-tune Bikeworksさんから送られた新型リアユニットが届けられました。

ちょっと悩みましたが、リアユニットを交換して試走することにしました。

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「どう?」

心配そうにみっちゃんが聞いてくれますが、

「わからない」

としか、返事が出来ません。悪いと感じないので、かなり良いのだと思います。

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By akihiko ogino

そこそこの手応えを感じながら試走を終え、タイムドセッションを迎えます。この時間帯は、正式なタイム計測を行う時間で、予選と同じ30秒間隔でスタートするので、通して練習出来るの貴重な試走なのです。

なのですが、コースの真ん中辺りで前走者に追い付いてしまい、

「後ろ、来てるよ〜〜」

と、声をかけて譲ってもらいましたので、その区間はあまり良い走りではありません。

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By akihiko ogino

タイムドセッションの結果は3:22.542で27位。なんとか、予選通過に期待が持てそうです。



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館兄 (たちあに)

自転車乗り。  MTBダウンヒル&エンデューロアスリート。 MTBダウンヒル世界選手権60歳クラスで世界一になることを目標に、日々を過ごす。その後、80歳までチャレンジすることを企んでいる。 2014年エンデューロワールドシリーズ40+クラス:総合13位。 2014年MTB全日本選手権ダウンヒル40代クラス全日本チャンピオン。 日本人唯一のSPINNING® マスターインストラクター。 鼻緒のトレーナーとして知られる。 焚き火評論家