10月14日土曜日
雨は止んでくれました。ですが、しっかりと水を含んだ路面は、大変な事になるのが予想されます。
朝、一本目の試走。気持ち良くゲレンデをターンしたら、後輪を滑らせてしまい、ハイサイドで投げ出されてしまいました。
この時地面を蹴った右足の脛に痛みが走りました。
ピットに戻ってみっちゃんに確認してもらいますが、多分小さなクラックが入ったのだろうと判断、時間とともに痛みも和らいだので、そのまま試走に向かいました。
コースは、とにかく、バイクを止めずに、丁寧に進めるしかない感じです。
試走から、予選までの間にある他のクラスのレースで、路面がさらに荒れる事が予想されるので、リラックスして走ろうと考えました。
雨や泥が跳ねた際に対応出来るように対策されたゴーグルを選択して、予選に向かいます。
富士見パノラマはスタート地点まで5分ほど走って移動するので、その時にトラブルが発生する可能性もあるのです。
今回も、スタート地点でパンクしてしまっている選手が居ました。こんな悔しい事はないので、いつも以上に落ち着いて、速度を抑えて走ります。
ゴーグルもバイクも無事に、スタート地点に到着しました。
いつものように、他の選手のスタートを見ないように、時間を過ごします。
が、スタート直後の木の根越えから先で、コースアウトや転倒が続出しているようで、ちょっとした悲鳴が上がります。
館兄はしっかり減速して通過することにしているので、気になるのは路面の状態だけです。
30秒おきの、スタートの列が徐々に短くなり、館兄の順番です。
問題の木の根越えは、越えてから曲がろうとせず、真っ直ぐ突っ込んで、向こうの木に当てて、飛び出さないように前に進めます。
常設の高速区間から、リフト脇の特設区間。掘れているのは想定内なので、一本右にラインを外し、木にぶつけてバイクを止め、地面を蹴飛ばしながら前に進めて、常設区間に落とします。
この常設区間がめちゃくちゃに掘れていましたが、何とかラインをまとめて登り返しに突入。普段なら、ジャンプ出来るくらいのスピードになるところですが、今日は全開でペダリングして登ります。
ビックドロップへのトラバースに進入。スピードが必要な区間ですが、何とかコントロールに成功して、ドロップを降ります。その先もとんでもなく泥になっていて、振り回されましたが、何とか落ちずに通過。
泥まみれの常設区間を、落ち着いてコントロールしてから、Aダッシュ。タイトに振られた進入でちょっと暴れましたが、何とか大岩のところまでたどり着き、ガレガレのロックを通過。
ところが、その後の木立でバイクのコントロールを失い、試走でも走った事ないところに突っ込んでしまいます。
「どこだ、コレ〜〜!」
何とか運良く、大きな失速をすることもなく、セクションの出口に。その先も荒れてますが、バランスを崩さずに走り抜けることが出来ました。
ゲレンデにジャンプで飛び出し、滑りやすい芝の上を、丁寧にターン。フルペダリングでゴールラインを通過しました。
3分23秒873
ゴールした時点で19位。最終戦なのに、まだ後ろから速い選手が予選を走る、なかなか辛い状況ですが、この位置なら何とか残れるかもしれません。
急いでブースに戻って、準備をします。最終的に24位で、予選を通過。
今回は、この後にもう一つ別のレースがあるので、スケジュールがタイトなのです。予選通過にホッとする暇もなく、決勝の為のゴンドラに乗り込みます。ちょっとギリギリかも。不安になりながら、ちょっとスピードを上げてスタート地点まで行くと、何とスケジュールが後ろに変更になっていました。
「先に言ってよ〜〜(≧∇≦)」
改めて、気持ちを整え、決勝を走りました。
今シーズン初めて、予選より決勝の方がタイムが良い、3分21秒878でした。結果は25位。
そして、年間のランキングは34位。
なんと、今シーズンと同じ順位です。今シーズンのゼッケンと同じかそれ以上の順位であれば、マスターズを選ばす、エリートに残留しようと考えていたので、来シーズンもエリートクラスで走る事にしました。
来シーズンは速い若い選手たちがエリートクラスに昇格してくるので、残留するのはとても難しいと思われますが、諦めずに全力で走ろうと思います。
まずはオフシーズンの準備ですね。
自転車に関するあらゆる事をバックアップして頂いた、マーシュの沼田さん、飯高さん。
FIREEYEバーニングDHフレームやインダストリーナインハブ、フォルモサのハンドルバーなど、走るための基本をサポートして頂いたユリスの篠塚さん。
FOXSHOXの40フォーク、フロートX2をチューン、メンテナンスして頂いたtakebow-tune Bikeworksの竹本さんと、マムアンドポップスの大島さん。
館兄がぶつけて壊してしまうペダルを心配して、色々とサポートして頂いたクワハラバイクワークスの桑原さん。
機能とデザインを両立させたウェアで支えて頂いたDrop8 の大杉さん。
いつも会場で気にかけてくださる重力技研の萩原さん。
なかなか成長しない館兄を、優しく厳しく見守って、心配してくれる、BodyArchitectで一緒に練習してくださる仲間の皆さん。
レースや練習で切磋琢磨してくださる選手の皆さん。
写真や動画を撮って、反省と喜びを届けてくださる、海老原さんや会場にいらっしゃる皆さん。
会場やウェブを通じて、応援してくださった皆さん。
きっと館兄が気がついていないであろう、支えてくださった方々。
そして何より、公私にわたって支え、励まし、鍛えてくれる女子最怖トレーナーのみっちゃん。
おかげ様で、今年も一年精一杯チャレンジ出来ました。有難うございました。
来年もまた精一杯チャレンジします。よろしくお願い致します。
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